ひとりごと 〜 木が教えてくれること① 〜
木を見てると、たくさん教えてもらう事があります。
例えば、
1つの大きな木の周りには多くの人が集まるし、自由にのびのびと枝や葉を空いっぱいに伸ばしています。
太陽の光を一身に集めて、木陰は大きく広がっていきます。
1人でいるとき、人は安定して自由にいられるかもしれません。
しかし大きい木は一強となり、周囲に木はなく、影も広がっていきます。
影では育てない植物は振り落とされるでしょう。
どこか力強さの中に孤高に立つ淋しさの色を感じるのは、その自由と引き換えに失ってしまったものがあることを木が知っているから、その思いが流れてくるのだと思います。
だけど、みんな安定している自由に憧れるから大きな木に魅せれて、引き寄せられてる…。
決して楽な道ではない、その場所に立っていられるほどの、「 強さ 」と「 気高さ 」を持っているのなら大きな木になるのもいいでしょう。
森や林のように木がたくさんあると、枝葉は自由には伸ばせなくなります。
不思議と木や他の植物たちは、共存する道を探していきます。
無限に広がるはずの空が限りあるものになる事を知っているのでしょう。
自分の枝葉が重ならないように、他の木とも仲良く光を分け与えるように伸びていきます。
分け与えなければ、他の木や植物は腐敗し、土壌もダメになっていき、やがては自分もダメにしてしまう事が解っているからです。
「 自 」と「 他 」をはっきりと区別してしまうのではなく、「 分け与える 」という事が共存していくためには大切な事なんだと語りかけてくるように…。
「 自分 」を大切にするということは「 他者 」を大切に思うことと同じことです。
「 自分 」と同じではない「 他 」を排除しようとすれば、その周囲には誰も集まらなくなり、「 自分 」は排除されてしまいます。
「 他 」を大切にし過ぎて「 自分 」を大切にしないという事のは、「 他 」を大切にしないのと同じことです。「 自分 」も「 他 」にとっては大切な存在であり、大切にしないことで、「 他 」は心を痛めていることがあるからです。
私たちは、多くの人に囲まれて生きています。
時に息苦しさや煩わしさもあります。
自由に生きていけない時もあります。
不安や悲しみもあります。
喜びや幸福に包まれる日もあります。
毎日同じ時はなく、全てが限りあるもので、全ては過ぎ去るものです。
そんな、流れていく日々の中で木は枝葉を風に揺らし、雨を受け、太陽の光を集めながら、伸びていき、朽ちていくその時にも新たな生命のための肥料を作っていきます。
木はたくさんの学びを教えています。
そんな教えも「 自然の恵み 」だと思います。
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